エスカレードが電動ピックアップに進化!?GMCシエラEVをベースに「高級感MAXデザイン」が話題に

キャデラックのSUV「エスカレードIQ」が

大型ピックアップトラックとして登場

ラグジュアリーピックアップモデルへの関心高まる

引用:Instagram@kelsonik

キャデラックの大型SUV、エスカレードのピックアップトラック版であるエスカレードEXT。2001年の2世代目モデルからエスカレードのピックアップトラック派生モデルとして発売された。当時はエスカレードのCピラーより後方に荷台を追加した構成で、フロントデザインはエスカレードの高級感をそのまま継承していた。

しかし、高級ピックアップトラックの限定的な需要により、エスカレードEXTはすぐに生産を終了することとなった。キャデラックは2世代と3世代にわたってエスカレードのピックアップトラック派生モデルを展開したが、2013年以降に発売された4世代モデルではエスカレードEXTを廃止し、市場から姿を消すこととなった。当時は需要が少なかったものの、現在は米国のピックアップトラック市場が活況を呈し、高価格帯のピックアップトラックにも相当な需要が集中している状況だ。

引用:HotCars
引用:Instagram@kelsonik

GMCシエラEVデナリの

プラットフォームを活用

そうした中、最近ユニークな姿を持つキャデラックのピックアップトラックが登場し話題を呼んでいるが、このモデルの正体は何なのか。実は、この画像はキャデラックが実際に発売する新車ではなく、海外の仮想レンダリングデザイナー「ケルソニック(kelsonik)」が制作したキャデラック電動ピックアップトラックの想像図となる。キャデラック・エスカレードIQの最新EVデザインを反映し、ピックアップトラックとして再構成したものだ。

ボディはGMCの大型ピックアップトラック、シエラEVデナリをベースに作られている。シエラEVデナリとエスカレードIQはともに、GMの大型トラックおよびピックアップトラック向けに設計されたBT1プラットフォームを共有しているため、シエラEVデナリにエスカレードIQのデザインを融合させたものと見られる。詳細を見ると、フロントは既存のエスカレードIQのデザインをそのまま踏襲している。

引用:Reddit
引用:Instagram@kelsonik

縦型デイライトと

大型グリルが融合

フロントでは縦型のデイライトとシールド形状の大型グリルが調和している。グリル内には特徴的な発光パターンが点灯し、存在感を放つ。斜線と水平のパターンで構成されるグリルデザインとキャデラックのロゴが同時に点灯し、先進的な雰囲気を醸し出している。さらに、ブラックパネルのグリルが洗練された印象を与えている。

グリルは特徴的な台形レイアウトでフロントを占め、圧倒的な存在感を示している。バンパー部分には大きなエアインテークを配置し、スポーティな雰囲気も演出している。グリルやヘッドランプと同様に台形に広がるバンパーの形状により、デザインの統一感とバランスの取れた外観を実現している。バンパーにはブラックハイグロス仕上げとシルバー系のガーニッシュを採用し、デザイン要素を追加している。

引用:Instagram@kelsonik
引用:CBT News

高級ピックアップに

高まる消費者の期待

サイドビューは既存のシエラEVデナリのデザインをそのまま踏襲している。ピックアップトラック特有の箱形のシルエットが際立ち、サイドステップや直線的なキャラクターライン、角張ったホイールアーチとクラッディングが目を引く。サイドウィンドウのピラーはブラックで処理され、ボディカラーとのコントラストを生み出している。箱形のボディ後方に荷台を備え、ピックアップトラックとしての姿を完成させている。

既存のシエラEVデナリは、開始価格が7万ドル(約1100万円)と高価格にもかかわらず、デザインがやや野暮ったいとの指摘を受けていた。厚いクロームガーニッシュやボディパネルグリル、バンパーガーニッシュなどの直線的なデザイン要素が採用され、ピックアップトラック特有のイメージは際立つものの、価格に見合った高級感を求める声も少なくなかった。このレンダリングが公開された後、エスカレードIQのデザインを適用しただけで商品性が大幅に向上したとの現地消費者の反応も続いており、今後キャデラックがエスカレードピックアップトラックを復活させるかどうか注目が集まっている。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0030-25318973-thumb
今、最も熱いSUVが誕生間近!アウディSQ9、RSQ9の登場で「高性能」SUV戦争が激化
CP-2023-0065-25411224-thumb
マツダ「929」、30年ぶりの復活?フラッグシップセダンに新たな風を吹き込む予想レンダリング公開
CP-2023-0065-25312158-thumb
「AITO M8」1,526km走行の怪物級EREV登場!最強フラッグシップSUVが衝撃の進化を遂げた
CP-2023-0030-25315952-thumb
トヨタの新たな高級コンパクトカー、アクア 「Z“Raffine”」登場!小さくても圧倒的な存在感を放つ理由とは
CP-2023-0065-25413463-thumb
ホンダの野心的EV戦略!新型「N-ONE e:」、軽自動車規格を超えて300km走行可能に
CP-2023-0065-25382552-thumb
安全性も性能も最高!日産「パスファインダー」が4年連続トップセーフティピックで見せた真の実力
CP-2023-0030-25133762-thumb
1969年の伝説が現代に蘇る? シボレー・シェビル SS × 2015年カマロ、奇跡のコラボレーション
CP-2023-0030-25211613-thumb
「ソニー×ホンダの夢のコラボ」AFEELA 1が見せる、ゲームと映画の融合した次世代電気自動車とは
  • アクセスランキング

    今、最も熱いSUVが誕生間近!アウディSQ9、RSQ9の登場で「高性能」SUV戦争が激化
    マツダ「929」、30年ぶりの復活?フラッグシップセダンに新たな風を吹き込む予想レンダリング公開
    「AITO M8」1,526km走行の怪物級EREV登場!最強フラッグシップSUVが衝撃の進化を遂げた
    トヨタの新たな高級コンパクトカー、アクア 「Z“Raffine”」登場!小さくても圧倒的な存在感を放つ理由とは
    ホンダの野心的EV戦略!新型「N-ONE e:」、軽自動車規格を超えて300km走行可能に
    安全性も性能も最高!日産「パスファインダー」が4年連続トップセーフティピックで見せた真の実力
    1969年の伝説が現代に蘇る? シボレー・シェビル SS × 2015年カマロ、奇跡のコラボレーション
    「ソニー×ホンダの夢のコラボ」AFEELA 1が見せる、ゲームと映画の融合した次世代電気自動車とは
    33ストラダーレに続け!アルファロメオの「謎のスーパーカー」特許図面流出、次の超高級限定モデルが明らかに
    「マツダの名は永遠に!」北米市場で最も信頼される理由と、世界最安全車に君臨した最強の技術

    最新ニュース

    CP-2023-0030-25318973-thumb
    今、最も熱いSUVが誕生間近!アウディSQ9、RSQ9の登場で「高性能」SUV戦争が激化
    CP-2023-0065-25411224-thumb
    マツダ「929」、30年ぶりの復活?フラッグシップセダンに新たな風を吹き込む予想レンダリング公開
    CP-2023-0065-25312158-thumb
    「AITO M8」1,526km走行の怪物級EREV登場!最強フラッグシップSUVが衝撃の進化を遂げた
    CP-2023-0030-25315952-thumb
    トヨタの新たな高級コンパクトカー、アクア 「Z“Raffine”」登場!小さくても圧倒的な存在感を放つ理由とは
    CP-2023-0065-25413463-thumb
    ホンダの野心的EV戦略!新型「N-ONE e:」、軽自動車規格を超えて300km走行可能に
    CP-2023-0065-25382552-thumb
    安全性も性能も最高!日産「パスファインダー」が4年連続トップセーフティピックで見せた真の実力

    主要ニュース

    CP-2023-0030-25210397-thumb
    33ストラダーレに続け!アルファロメオの「謎のスーパーカー」特許図面流出、次の超高級限定モデルが明らかに
    CP-2023-0065-25246207-thumb
    「マツダの名は永遠に!」北米市場で最も信頼される理由と、世界最安全車に君臨した最強の技術
    CP-2023-0030-25137408-thumb
    日産GT-Rの魂をステージアに!R35型フロントエンド移植に2年を費やした驚きのプロジェクトが話題に
    CP-2023-0065-25117440-thumb
    「eπ008」価格は300万円台!1回の充電で600km超走行可能な次世代大型電気SUV登場
    CP-2023-0030-25211614-thumb
    ル・マンの栄光を背負ったフォード「GT40ロードスター」、3度目のオークション登場!その価値、未知の領域に突入か
    CP-2023-0030-25246863-thumb
    廃車場で眠っていた伝説の「300SLロードスター」、120万ドルで落札され修復せずにそのままサーキットへ!