テスラ・新型モデルYのデザイン画像が公開
分割型ヘッドライトを採用
アグレッシブなデザインが特徴的
テスラ・モデルYの改良型(フェイスリフト)が早ければ2025年1月に発売される見通しとなった。海外メディアのシナファイナンスの報道によると、モデルYを生産する上海のテスラギガファクトリーで新型モデルYの生産スケジュールが共有され、来年1月の発売の可能性が浮上した。
イーロン・マスクCEOは当初、今年中のモデルY発売はないと述べており、来年1月の発売時期はマスク氏の発言とも合致する。また最近、新型モデルYのプロトタイプが複数回目撃され、外観デザインの変更も示唆されている。これらの情報を元にした新型モデルYのデザイン予想図が登場し、注目を集めている。
センター配置のデイライト
シャープな形状のヘッドライト
カーデザイン予想図で知られるYouTuber「ニューヨークマンモス」が作成・公開した新型モデルYの予想図だ。プロトタイプとの比較から、新型モデルYのデザインを検証していく。まずプロトタイプの開発車両写真では、分割型のヘッドライトデザインの採用が確認できる。カモフラージュで詳細な形状は不明瞭だが、点灯部が横方向にスリムに伸びている様子が確認できる。
この特徴は予想図にも反映されている。フロントのセンター配置デイライトと一体化したヘッドライトは先端が鋭角的に処理されている。その下には分離型のヘッドライトが横長に配置され、エッジの効いた印象でアグレッシブなイメージを強調している。ただし、プロトタイプでは分割型ヘッドライトの存在のみが確認されており、具体的な形状は未確定のため、この部分は実車公開時に変更される可能性がある。
スポーティなフロントバンパー
リアにはライトバーを採用
一説では、最近テスラが発表したサイバートラックのように、センター配置デイライトとヘッドライトが一直線につながるシンプルなデザインが採用されるとの見方もある。予想図のモデルYのフロントバンパーには分割型のエアインテークが採用されている。サイドには縦型のエアインテーク、センターには横型のエアインテークが配置され、これらを囲むブラック樹脂パーツが設けられている。
サイドビューは現行モデルからの大きな変更点は見られない。リアデザインについては、既に一部が流出している。その際、車体全幅に渡るライトバーの搭載と、その上部にテスラのロゴが配置される様子が確認された。モデル3ハイランドに近いデザインになるとの従来予想を覆す新デザインの採用となったようだ。
よりスリム化されたテールランプ
航続距離も向上へ
他の予想図でリアデザインを確認すると、全幅ライトバーと一体化したテールランプが配置されている。テールランプの形状は現行モデルYと同様に先端が鋭角的だが、より薄型化されているようだ。これに伴い、テールランプの位置もより上方に移動したと見られる。バンパーは横長のリフレクターとピアノブラック仕上げを採用した従来のデザインを継承している。
新型モデルYには、ロングレンジモデルに95kWhの大容量バッテリーが搭載される予定だ。従来の75kWhバッテリー搭載モデルの航続距離が449kmだったことから、新型モデルYでは最大500km以上の航続距離を実現する見込みとなっている。内装には15.4インチディスプレイ、新デザインのステアリング、ドアトリムに連続するムードライトなどが採用される予定だ。