トヨタのSUV「ランドクルーザー」
今年中に小型ラインナップが追加される
一足先に予想デザインを見てみよう
1951年から続くトヨタの正統派SUV「ランドクルーザー(LAND CRUISER)」。強力なオフロード性能と頑丈なデザインで、世界中で人気を誇る車種だ。ランドクルーザーは、国や市場に応じて大きく3つのデザインに分かれている。「J300」は大型SUV、「J250」は中型SUV、そして「J70」はオセアニアや中東、アフリカ市場でのロングセラーである。
そんな多様なラインナップを持つランドクルーザーに、今年中に新たなモデルが登場する予定だ。最も手頃な価格で、小型化された「ランドクルーザーミニ」として知られるこのモデルは、仮に「ランドホッパー」とも呼ばれている。正式名称はまだ決定していないが、発売時期が近づくにつれ、多くの仮想レンダリングが登場し、注目を集めている。
J250に似た仮想レンダリング
頑丈な魅力の感性をうまく表現した
先月17日、アメリカの自動車CGIレンダリング専門YouTuber「PoloTo」と「Q CARS」は、ランドクルーザーミニの仮想レンダリングを公開した。これまでプロトタイプが撮影されていないため、そのデザインは想像に委ねられているが、正統派オフロードSUVの特徴を引き継ぐと予想されている。
正統派オフロードSUVを目指すだけに、今回の新車も既存のランドクルーザーのデザイン枠を引き継ぐと予想されている。今回公開された仮想レンダリングでもこの特徴がよく現れている。Q CARSが17日、「ランドホッパー」というモデル名で公開したレンダリングでは、新車にJ250の特徴が随所に反映されている。Cフィラーから階段状に上昇するDLOライン、2列目の窓と連結されたリアクォータグラスが一体感を高めている。
電気自動車のように塞がれたグリル
水平型ランプも調和している
先月21日「ランドクルーザーミニ」というモデル名で公開されたまた別の仮想レンダリングは、ランドホッパーよりも独自の姿を見せている。ヘッドランプ、グリル部分が一体となって接続された姿が堅牢な印象を強調し、グリルは電気自動車のように塞がれている。これ以外にもバンパーの所々に適用されたブラックハイグロシーガニッシュ、光沢のあるホイールアーチカバーなど都市型SUVの特徴も確認されている。
リアクォータグラスがテールゲートのガラスと連続する「ラップアラウンドデザイン」により、立体感が強調されている。水平型のライトでテールランプを繋げるデザインは、近年のトレンドを反映しており、短いリアオーバーハングと高い地上高は、本格的なオフロード走行能力を示している。
FJクルーザーの特徴を生かした
スサイドドア搭載?
PoloToが公開したレンダリングでは、小型SUVに最もふさわしい丸みを帯びたデザインが特徴だ。オフローダーに必要な要素はすべて備えつつも、柔らかなディテールで堅牢さを和らげている。フロントバンパー下部の大きなスキッドプレートや、マット仕上げのサイドスカートとホイールアーチカバーが印象的だ。
5ドア型の全面の側部レンダリングとは異なり、後面の側部はまるでFJクルーザーのようなドアデザインが特徴である。前のドアより短い後のドアには別途ドアハンドルがなくスサイドドアを採用したと思われる。テールゲートには正統派オフローダーを象徴する要素であるスペアタイヤが搭載された。果たしてランドクルーザーミニはどのような姿で発売されるのだろうか、発売が近づくにつれファンの期待が高まっている。
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