トヨタの新型電気SUV「bZ3C」、詳細スペックが漏洩!プリウス似のデザインと中国市場向け仕様が明らかに

トヨタの準中型電気自動車「bZ3C」

想定外だった情報が公開され

細かい性能レベルまで全ての情報が洩れる

引用:carscoops

トヨタの準中型電気SUV「bZ3C」。このモデルは2023年の上海モーターショーで初めて姿を現した。bZスポーツクロスオーバーのコンセプトカーを基に製作された電気自動車bZ3Cは、中国向け輸出モデルとして中国の自動車メーカーBYDおよび第一汽車(FAW)との協力により開発された。その後、今年4月25日の北京モーターショーで量産型モデルが公開された。

これまでニュースが全くなかったトヨタbZ3Cについて、その外観と詳細な車両スペックが公開された。これはトヨタ側からの発表ではない。中国で自動車を販売するには、まず中国工業情報化部(MIIT)に車両の写真と技術仕様が公開されなければならないのだが、これが流出してしまったのだ。おかげで詳細な仕様までも知ることができた。

引用:YouTubeチャンネル「Autogefühl」
引用:YouTubeチャンネル「China Auto Show」

プリウスに酷似した外観

テストカーとも類似

新たに公開されたbZ3Cは、以前の北京モーターショーで公開された姿と大きく変わらない。全長4,780mm、全幅1,866mm、高さ1,510mm、ホイールベース2,880mmのサイズを持ち、雄牛の角のように伸びる前面LEDヘッドライトとともに、全体的なデザインは現行のプリウスモデルの雰囲気とbZ3C独自の雰囲気が共存している。

公開されたbZ3Cは、既存のテストカーのファストバックデザインを維持し、クロスオーバーSUVとしての特徴を持つ。また、分割されたルーフスポイラーのデザイン、隠れドアノブが採用された。ただし、前面クォーターパネルにあったエアベントが消えたことがほぼ唯一の変更点である。パワートレインには268馬力を発揮するシングルモーターが搭載された。

引用:carscoops
引用:YouTubeチャンネル「China Auto Show」

適度な走行距離が注目

残念ながら内装は公開されなかった

BYDが供給するリン酸鉄リチウムバッテリーを使用すると知られているが、正確な容量はまだ言及されていない。ただし、CLTC基準で1回充電時に約500〜600km程度走行可能と予想される。変更されたデザインのホイールは18インチまたは21インチのホイールを選択でき、前面ガラス上部にあるLiDARセンサーもオプションで選択できる。

公開された写真にはbZ3Cの内装写真がないが、昨年4月に撮影されたテストカーの姿を見ると、デジタル計器盤と中央の大型インフォテインメントディスプレイ、フローティングセンターコンソールなどが搭載されていることが確認できる。また、内装の仕上げが変更されない場合、赤色をテーマにした内装が見られるだろう。

引用:carscoops
引用:Reddit

7種類の電気自動車を予告したトヨタ

アイオニック5、EV6と対決する見込み

bZ3Cのプラットフォームはまだ明らかにされていないが、bZ3と同じラインで製作される場合、他の基本型電気自動車を製作する際に使用されるe-TNGAプラットフォームを使用する可能性が高い。トヨタは2025年までに世界的に7つのbZ(ビヨンド・ゼロ=温室効果ガスの排出をゼロにすること)モデルを発売することを予定している。bZ3Cが発売されれば、現代自動車のコナ・エレクトリックや起亜自動車のEV6と競争する可能性が高い。

現代自動車のコナ・エレクトリックは全長4,355mm、全幅1,825mm、高さ1,575mmの小型SUVで、1回充電時に311〜417kmを走行できる。価格は最も基本的なモデル基準で4千万ウォン(約430万円)から始まる。起亜自動車のEV6は全長4,695mm、全幅1,880mm、高さ1,550mmのサイズを持ち、1回充電時に494kmを走行できる。価格は最も基本的なモデル基準で5千万ウォン(約539万円)から始まる。bZ3Cは今年第4四半期から中国天津にある第一汽車(FAW)と合弁した電気自動車専用工場で量産が開始される。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0030-25363678-thumb
ホンダの「フィット」が再び話題!約172万円から手に入る進化したハイブリッド車、その実力を大公開
CP-2023-0030-25372026-thumb
スープラ最後の輝き!「GRスープラ」ファイナルエディション、価格1,500万円の豪華すぎる「最強バージョン」が登場
CP-2023-0030-25372460-thumb
「これがロールス・ロイス!?」 銅色で全く新しい顔に!マンソリーカリナンの過激な変身とその驚異的な性能とは
CP-2023-0030-25378718-thumb
スポーツトリムを冠したEV、まさかの制限速度45km!オペル「ロックス」が暴くEV革命の虚実
CP-2023-0030-25318973-thumb
今、最も熱いSUVが誕生間近!アウディSQ9、RSQ9の登場で「高性能」SUV戦争が激化
CP-2023-0065-25411224-thumb
マツダ「929」、30年ぶりの復活?フラッグシップセダンに新たな風を吹き込む予想レンダリング公開
CP-2023-0065-25312158-thumb
「AITO M8」1,526km走行の怪物級EREV登場!最強フラッグシップSUVが衝撃の進化を遂げた
CP-2023-0030-25315952-thumb
トヨタの新たな高級コンパクトカー、アクア 「Z“Raffine”」登場!小さくても圧倒的な存在感を放つ理由とは
  • アクセスランキング

    ホンダの「フィット」が再び話題!約172万円から手に入る進化したハイブリッド車、その実力を大公開
    スープラ最後の輝き!「GRスープラ」ファイナルエディション、価格1,500万円の豪華すぎる「最強バージョン」が登場
    「これがロールス・ロイス!?」 銅色で全く新しい顔に!マンソリーカリナンの過激な変身とその驚異的な性能とは
    スポーツトリムを冠したEV、まさかの制限速度45km!オペル「ロックス」が暴くEV革命の虚実
    今、最も熱いSUVが誕生間近!アウディSQ9、RSQ9の登場で「高性能」SUV戦争が激化
    マツダ「929」、30年ぶりの復活?フラッグシップセダンに新たな風を吹き込む予想レンダリング公開
    「AITO M8」1,526km走行の怪物級EREV登場!最強フラッグシップSUVが衝撃の進化を遂げた
    トヨタの新たな高級コンパクトカー、アクア 「Z“Raffine”」登場!小さくても圧倒的な存在感を放つ理由とは
    ホンダの野心的EV戦略!新型「N-ONE e:」、軽自動車規格を超えて300km走行可能に
    安全性も性能も最高!日産「パスファインダー」が4年連続トップセーフティピックで見せた真の実力

    最新ニュース

    CP-2023-0030-25363678-thumb
    ホンダの「フィット」が再び話題!約172万円から手に入る進化したハイブリッド車、その実力を大公開
    CP-2023-0030-25372026-thumb
    スープラ最後の輝き!「GRスープラ」ファイナルエディション、価格1,500万円の豪華すぎる「最強バージョン」が登場
    CP-2023-0030-25372460-thumb
    「これがロールス・ロイス!?」 銅色で全く新しい顔に!マンソリーカリナンの過激な変身とその驚異的な性能とは
    CP-2023-0030-25378718-thumb
    スポーツトリムを冠したEV、まさかの制限速度45km!オペル「ロックス」が暴くEV革命の虚実
    CP-2023-0030-25318973-thumb
    今、最も熱いSUVが誕生間近!アウディSQ9、RSQ9の登場で「高性能」SUV戦争が激化
    CP-2023-0065-25411224-thumb
    マツダ「929」、30年ぶりの復活?フラッグシップセダンに新たな風を吹き込む予想レンダリング公開

    主要ニュース

    CP-2023-0065-25413463-thumb
    ホンダの野心的EV戦略!新型「N-ONE e:」、軽自動車規格を超えて300km走行可能に
    CP-2023-0065-25382552-thumb
    安全性も性能も最高!日産「パスファインダー」が4年連続トップセーフティピックで見せた真の実力
    CP-2023-0030-25133762-thumb
    1969年の伝説が現代に蘇る? シボレー・シェビル SS × 2015年カマロ、奇跡のコラボレーション
    CP-2023-0030-25211613-thumb
    「ソニー×ホンダの夢のコラボ」AFEELA 1が見せる、ゲームと映画の融合した次世代電気自動車とは
    CP-2023-0030-25210397-thumb
    33ストラダーレに続け!アルファロメオの「謎のスーパーカー」特許図面流出、次の超高級限定モデルが明らかに
    CP-2023-0065-25246207-thumb
    「マツダの名は永遠に!」北米市場で最も信頼される理由と、世界最安全車に君臨した最強の技術