日産が自社SUVキャシュカイで65メートルからの車ごとバンジージャンプ!ギネス世界記録を樹立

日産、自動車でバンジージャンプを試みる

65メートルの高さから落下したキャシュカイ

ギネス世界記録を達成

引用:YouTubeチャンネル「CarsCoops」

日産が自社のコンパクトSUV「キャシュカイ e-POWER」を使い、最も高い場所からのバンジージャンプでギネス世界記録を達成した。フランス・ピュトー(Puteaux)の高層ビル間で行われたこの挑戦は、約65メートルの高さから実施された。

この挑戦には、プロレーサーでスタントマンのロラン・ラスコ(Laurent Lasko)が参加。彼はヘルメットなどの保護具を着用し、キャシュカイに搭乗した。車両は特別なケージに固定された状態でクレーンによって空中に持ち上げられた。

引用:YouTubeチャンネル「CarsCoops」
引用:YouTubeチャンネル「CarsCoops」

バンジージャンプの過程がそのまま録画

車両はロープに吊るされ無事に着地

ギネス世界記録の公式認定員と関係者が現場を見守る中、車両はクレーンで無事に65メートルの高さに達した。車両が地上からは指の大きさほどに小さく見えるほどの高度で、落下前に慎重に準備が進められた。無線機を通じて信号が伝達されると、固定装置が解除され、キャシュカイは前面から落下を開始した。

バンジージャンプの過程は録画され、車内の様子やスタントマンの反応も捉えられた。熟練のスタントマンも、このような挑戦には驚き、ハンドルを握る腕が硬直する場面も見られた。落下中に車両がほぼひっくり返るほど傾くこともあったが、ロープが安定して車両を保持し、無事にジャンプは完了した。

引用:YouTubeチャンネル「CarsCoops」
引用:YouTubeチャンネル「 Pete’s S10 Page」

車両に損傷がないことが記録認定の条件

過去にも似た試みがあった

現場に集まった関係者の間に落下した車両は、その後地上に安全に着地し、車両と搭乗したスタントマンはいずれも無事に地上に戻ることができた。ギネス世界記録として認められるためには、車両とバンジーロープに損傷がないことが条件であり、日産はこれを達成し、最も高い場所から自動車をバンジージャンプさせた記録を樹立した。

このギネス挑戦はリアルタイムで録画され、日産のテレビ広告に登場する予定だ。広告のために車両をバンジージャンプさせるというアイデアは独特だが、過去にも似たような試みがあった。1992年にはGMCが263.7メートルの高さからジミーをバンジージャンプさせた記録があるが、ギネス認証は受けていない。

引用:YouTubeチャンネル「Top Gear」
引用:YouTubeチャンネル「CarsCoops」

マーケティング手段としての

自動車バンジージャンプ

当時は人が搭乗していなかったが、イギリスのトップギアで行われたローバー114カブリオレのバンジージャンプチャレンジでは、元クリケット代表のアンドリュー・フリントフ氏(Andrew Flintoff)が搭乗したまま165メートルの高さからバンジージャンプに挑戦した。

自動車のバンジージャンプは消費者の注目を集めるためのマーケティング手段として用いられることが多い。しかし、多くの機材と人員を動員し、費用もかかるため、非効率的だという批判も少なくない。日産のこのユニークな挑戦がどのような反響を呼ぶのか、今後の反応に注目が集まる。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

Honda-new-passport1
ブランド史上最強を名乗る新型パスポート、ホンダが振り切った“男のSUV路線”
CP-2023-0397-34062193-thumb
トヨタ、欧州向け「真のSUV」宣言 アーバンクルーザーは常識を変えるか
CP-2023-0397-34062192-thumb
世界の新車4台に1台がEV、新興国が主役に躍り出た2025年
CP-2022-0081-34011071-thumb
派手さなしでも勝負、2026年カムリHVが韓国で示す存在感
CP-2023-0065-34027693-thumb
「日本だけに託された特権」ホンダが魂を復元、NSXは工場で蘇る
CP-2024-0164-34110481-thumb
衝突試験で明暗分かれた独高級車、アウディだけが新基準突破
CP-2024-0164-34110483-thumb
熱湯もワイパーも逆効果?出勤前に詰む冬のフロントガラス最短解決法
CP-2024-0164-34110475-thumb
エンジンオイル、実は誤解だらけだった?多くのドライバーが信じてきた常識
  • アクセスランキング

    ブランド史上最強を名乗る新型パスポート、ホンダが振り切った“男のSUV路線”
    トヨタ、欧州向け「真のSUV」宣言 アーバンクルーザーは常識を変えるか
    世界の新車4台に1台がEV、新興国が主役に躍り出た2025年
    派手さなしでも勝負、2026年カムリHVが韓国で示す存在感
    「日本だけに託された特権」ホンダが魂を復元、NSXは工場で蘇る
    衝突試験で明暗分かれた独高級車、アウディだけが新基準突破
    熱湯もワイパーも逆効果?出勤前に詰む冬のフロントガラス最短解決法
    エンジンオイル、実は誤解だらけだった?多くのドライバーが信じてきた常識
    EV購入補助金が最大130万円に、優遇の裏で何が変わった?
    テスラBYDの世界戦でも別軸、日本はサクラで首位を取り切った

    最新ニュース

    Honda-new-passport1
    ブランド史上最強を名乗る新型パスポート、ホンダが振り切った“男のSUV路線”
    CP-2023-0397-34062193-thumb
    トヨタ、欧州向け「真のSUV」宣言 アーバンクルーザーは常識を変えるか
    CP-2023-0397-34062192-thumb
    世界の新車4台に1台がEV、新興国が主役に躍り出た2025年
    CP-2022-0081-34011071-thumb
    派手さなしでも勝負、2026年カムリHVが韓国で示す存在感
    CP-2023-0065-34027693-thumb
    「日本だけに託された特権」ホンダが魂を復元、NSXは工場で蘇る
    CP-2024-0164-34110481-thumb
    衝突試験で明暗分かれた独高級車、アウディだけが新基準突破

    主要ニュース

    CP-2023-0395-34036585-thumb
    EV購入補助金が最大130万円に、優遇の裏で何が変わった?
    CP-2023-0397-34037026-thumb
    テスラBYDの世界戦でも別軸、日本はサクラで首位を取り切った
    CP-2022-0212-34000960-thumb
    「あれ、エンジンがかからない?」冬の朝に止まった理由、バッテリーはすでに警告を出していた
    CP-2022-0212-34000959-thumb
    登録・更新をアプリで簡素化、ソニー・ホンダのデジタルナンバー戦略
    CP-2023-0065-34001050-thumb
    「1万ドルでV8?」市場から消えたピックアップが再浮上、三菱レイダーの正体
    CP-2023-0065-33984468-thumb
    「最初から相手ではない」マスク氏が断言、Waymoとの無人競争が一気に加速