トヨタが放つ新型大型SUV!ハイラックスベースの7人乗り、389万円から…2025年インドネシア発売へ

トヨタのピックアップトラック・ハイラックスチャンプ

大型SUVバージョンとして発売予告

約400万円からの価格設定で注目集める

引用:Instagram@indra_fathan

トヨタの新型大型SUVが姿を現した。トヨタがタイなど海外市場で展開するピックアップトラック、ハイラックスチャンプは、昨年の日本モビリティショーでトヨタが披露したIMV-0コンセプトを基に開発された。同車は荷台部分を自由にカスタマイズできる特徴を持ち、ピックアップトラックとしてだけでなく、移動販売車やキャンピングカーなど多様な用途に対応できる。

ハイラックスチャンプがインドネシア市場で大型SUVとして登場する予定だ。トヨタのインドネシア法人、トヨタ・アストラ・モーターは、ハイラックスチャンプをベースにしたハイラックスランガSUVを同国で公開した。この改造はバス車体製造を手掛けるインドネシアの企業「ニュー・アルマダ(New Armada)」が担当する。

引用:トヨタ
引用:Instagram@indra_fathan

フロントデザインはハイラックスチャンプを踏襲

サイドビューは改造により一新

昨年10月にプロトタイプが一般公開され、今回トヨタ・アストラ・モーターが量産版の公式写真を公開、2025年初頭の正式発売を発表した。フロントデザインはハイラックスチャンプとほぼ同一で、ボックス型のグリルとヘッドライトが一体化し、ピックアップトラック特有の頑強なバンパーを採用している。

サイドビューではバンパーと一体化したフェンダーアーチが目を引き、サイドスカートガーニッシュで車体を保護する設計となっている。Bピラーより後方は新たに設計され、SUVらしいシルエットを実現。このサイドビューは特徴的な形状を見せ、2列目と3列目のガラスが階段状に配置され、直線的な要素を多用したウィンドウベルトラインが採用されている。

引用:Instagram@indra_fathan
引用:トヨタ

デザインへの評価は賛否両論

ディーゼルターボとガソリンエンジンを設定

このデザインについて、一部からはAIによる生成画像のようだとの指摘も出ている。素朴なデザインのため、発売後も評価が分かれそうだ。リアエンドには「ランガ」の文字が刻まれたテールゲートと縦型のテールランプを採用。さらにルーフレールと6本スポークのアルミホイールも装備する。

ハイラックスランガSUVは、通常のハイラックスと同様のIMVラダーフレームシャシーを低コストで改良したものを採用。パワートレインは137馬力の2.0リッターガソリンエンジンと148馬力の2.4リッターディーゼルターボの2種類を用意。これらに5速MTか6速ATが組み合わされ、後輪駆動となる。

引用:Instagram@indra_fathan
引用:Instagram@indra_fathan

2+3+2の7人乗り仕様

直線的な内装デザインを採用か

室内は2+3+2のシート配置を採用。プロトタイプではレザー調の素材が使われ、リクライニング機能なども備わるとみられる。ただし、車体サイズの割に3列目後方の空間はやや狭く感じられる。シートのステッチは外装デザインを反映し、直線的なパターンが強調されている。画像ではベージュと黒の2トーンカラーが採用されているが、量産時には一部変更される可能性もある。

ハイラックスランガが注目を集める理由は、特徴的なデザインだけでなく、破格の価格設定にもある。トヨタ・アストラ・モーターのマーケティングディレクター、アントン・ジミ氏によると、ハイラックスランガSUV量産版の予想価格は、マニュアルディーゼルモデルが4億ルピア(約389万円)、ATディーゼルモデルが最大5億ルピア(約486万円)という。トヨタはハイラックスランガSUVを通じて、インドネシア市場で商用車需要だけでなく、個人需要の取り込みも図るとみられる。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0030-26618507-thumb
トヨタもテスラも震えた…「空から充電する車」がアメリカで本気で走り出した
CP-2023-0030-26638709-thumb
ドアが正面にあるクルマ!? 60年代アメリカで生まれた「異端の伝説」がいま再注目される理由とは
CP-2023-0030-26309959-thumb
EVなのに1,600km超!? ファーウェイが手がけた「最強ハイブリッドSUV」が常識を変える
CP-2023-0030-26276125-thumb
「ついにカローラもここまで来たか…」2027年に生まれ変わる次期クロスに期待が止まらない
CP-2023-0030-26429023-thumb
ここまで似せる!? 「ほぼT2」の新型ミニバン登場でVWファン騒然…フォルクスワーゲンの対応は
CP-2023-0065-26299970-thumb
奇瑞「QQ」が10年ぶりに復活宣言!「デザイン盗作論争」のその後とまさかの最新EVスタイル
CP-2023-0030-26357730-thumb
「たった7台だけ存在する伝説」…アメリカが生んだ幻のスーパーカーが今、オークションに現れた
CP-2023-0065-26223078-thumb
プレミアムSUVが「走る発電所」に?ジェネシスGV90が示す次世代の「本命」パワートレインとは
  • アクセスランキング

    トヨタもテスラも震えた…「空から充電する車」がアメリカで本気で走り出した
    ドアが正面にあるクルマ!? 60年代アメリカで生まれた「異端の伝説」がいま再注目される理由とは
    EVなのに1,600km超!? ファーウェイが手がけた「最強ハイブリッドSUV」が常識を変える
    「ついにカローラもここまで来たか…」2027年に生まれ変わる次期クロスに期待が止まらない
    ここまで似せる!? 「ほぼT2」の新型ミニバン登場でVWファン騒然…フォルクスワーゲンの対応は
    奇瑞「QQ」が10年ぶりに復活宣言!「デザイン盗作論争」のその後とまさかの最新EVスタイル
    「たった7台だけ存在する伝説」…アメリカが生んだ幻のスーパーカーが今、オークションに現れた
    プレミアムSUVが「走る発電所」に?ジェネシスGV90が示す次世代の「本命」パワートレインとは
    これが「ただのマイチェン」じゃ済まされない理由…ルノーの新型SUV、内部資料が流出
    サイバートラックが「またのリコール地獄」へ…修理後に溶接痕とパネルの隙間、オーナー失望の声

    最新ニュース

    CP-2023-0030-26618507-thumb
    トヨタもテスラも震えた…「空から充電する車」がアメリカで本気で走り出した
    CP-2023-0030-26638709-thumb
    ドアが正面にあるクルマ!? 60年代アメリカで生まれた「異端の伝説」がいま再注目される理由とは
    CP-2023-0030-26309959-thumb
    EVなのに1,600km超!? ファーウェイが手がけた「最強ハイブリッドSUV」が常識を変える
    CP-2023-0030-26276125-thumb
    「ついにカローラもここまで来たか…」2027年に生まれ変わる次期クロスに期待が止まらない
    CP-2023-0030-26429023-thumb
    ここまで似せる!? 「ほぼT2」の新型ミニバン登場でVWファン騒然…フォルクスワーゲンの対応は
    CP-2023-0065-26299970-thumb
    奇瑞「QQ」が10年ぶりに復活宣言!「デザイン盗作論争」のその後とまさかの最新EVスタイル

    主要ニュース

    CP-2023-0065-26142566-thumb
    これが「ただのマイチェン」じゃ済まされない理由…ルノーの新型SUV、内部資料が流出
    CP-2023-0030-26304984-thumb
    サイバートラックが「またのリコール地獄」へ…修理後に溶接痕とパネルの隙間、オーナー失望の声
    image-11d0b02a-8e6e-49cc-8e59-7f8f99297513
    ランボルギーニが「ただのSUVじゃない」ことを証明してきた!次期ウルスCGがとにかく強い
    CP-2023-0030-26142658-thumb
    ピエロが運転席?917馬力で爆走するVW・シング、正気の沙汰じゃない「芸術作品」が爆誕してしまう
    CP-2023-0030-26353391-thumb
    これがBYDの答えか!」新型シーライオン 07 DMが市場の常識を超える、コスパ最強SUVの全貌が明らかに
    CP-2023-0030-26102496-thumb
    マツダ新型「CX-6e」が公道で姿を現した!中国市場に挑む「本気の電動SUV」が話題に