最新デザイン×182馬力!トヨタの新型電動SUV「アーバンクルーザー」、欧州市場に照準

トヨタ「アーバンクルーザー」が公開

電動SUVコンセプトの量産版

新型EV専用プラットフォームを採用

引用:NetCarShow

キアの電気SUV「EV3」に強力なライバルが登場した。トヨタが電動SUV「アーバンクルーザー」を発表した。アーバンクルーザーはトヨタの次世代電動SUVで、スズキのeビターラをベースに、トヨタのバッジと独自のデザイン変更を加えて差別化を図る。広々とした室内空間と最新技術を備え、競合モデルを上回る潜在能力を秘めた一台となっている。

アーバンクルーザーは昨年公開された電動SUVコンセプトの量産版で、新開発のEV専用プラットフォームを採用。スズキと共同開発したこのプラットフォームは、軽量化と高電圧部品の保護機能が特徴で、EVの安全性と効率性を両立している。同車は、ボルボEX30、キアEV3、ヒュンダイコナエレクトリック、プジョーe-2008など、電動SUV市場で競合することになる。

引用:NetCarShow
引用:NetCarShow

最新のデザイン言語を採用し

欧州専用モデルとして開発

アーバンクルーザーは電動SUVコンセプトの量産モデルとして、そのデザインを踏襲。トヨタの最新デザイン言語を反映しており、独特のハンマーヘッドスタイルのフロントグリルがトヨタらしさを強調している。車体サイズは全長4,285mm、全幅1,800mm、全高1,640mm、ホイールベース2,700mmで、キアEV3と比べると全長が25mm短く、ホイールベースは20mm長い。

この車両は欧州専用モデルとして開発されており、欧州の消費者が好む広々とした室内空間を提供する設計だ。サイドビューでは、リアフェンダー上部のボリュームを強調し、車体を大きく見せる効果を演出。リアエンドではプラスチックバンパーの面積が広いのが特徴で、これも接触事故の多い欧州の都市部を意識したものと見られる。オプションで18インチまたは19インチの軽量ホイールが選択可能となる。

引用:NetCarShow
引用:NetCarShow

先進運転支援システムと

多彩な走行モードを標準装備

アーバンクルーザーの室内は、運転者に最適な視界を確保できるよう、低く水平なダッシュボードと高いシートポジションを採用。10.25インチのディスプレイと10.2インチのインフォテインメントスクリーンを含むデジタルコックピットを搭載。フローティングセンターコンソールはグロスブラック仕上げで、ダークテーマの内装と調和している。

さらに、JBLプレミアムオーディオシステムと固定式サンルーフがオプションで用意され、全グレードにヒートポンプ、衝突回避システム、アダプティブクルーズコントロール、360度パーキングカメラ、レーンキープアシストなどの先進運転支援システムが標準装備となる。また、ヒルディセントコントロールやトレイルモード、スノーモードなど、多彩な走行モードも備える。

引用:NetCarShow
引用:NetCarShow

3種類のパワートレイン

来年1月デビュー予定

アーバンクルーザーはEV専用アーキテクチャをベースに製造される。3種類の出力オプションと2種類のリン酸鉄リチウムバッテリーオプションを用意。前輪駆動モデルは最高出力142馬力または172馬力、四輪駆動モデルは最高出力182馬力を発揮する。バッテリー容量は49kWhと61kWhの2種類で、49kWhは前輪駆動モデルに、61kWhは前輪駆動と四輪駆動の両方に搭載される。

航続距離はまだ公式発表されていないが、類似モデルのスズキ・eビターラと同程度の約400kmと予想される。アーバンクルーザーは来年1月のブリュッセルモーターショーでデビューする予定で、欧州市場での販売価格も2025年中に発表される見通しだ。一方、トヨタは2035年までに欧州でCO2排出ゼロを達成し、2040年までに完全なカーボンニュートラルを実現する計画を掲げている。この目標に向けて、2026年までに専用プラットフォームを基盤とするEVを6車種投入する予定だ。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0065-25446232-thumb
ホンダの挑戦、再び!「S2000」が最新技術で甦る!マニュアルとオープントップの純粋な走りを守り続ける新時代のアイコン
CP-2023-0030-25439225-thumb
走行性能が別物に!「マツダCX-60」、消費者の声を元に改善された衝撃的な進化を遂げた2024年モデル
CP-2023-0065-25434397-thumb
「水なし消火!?」 EV専用防火毛布で電気自動車の火災対応が革新、効率的で環境に優しい消火法とは
CP-2023-0065-25381129-thumb
ジープ「次世代チェロキー」、全く新しいレベルへ!500馬力ツインターボ搭載、ワゴニアS風のデザインがもたらす魅力
CP-2023-0030-25363678-thumb
ホンダの「フィット」が再び話題!約172万円から手に入る進化したハイブリッド車、その実力を大公開
CP-2023-0030-25372026-thumb
スープラ最後の輝き!「GRスープラ」ファイナルエディション、価格1,500万円の豪華すぎる「最強バージョン」が登場
CP-2023-0030-25372460-thumb
「これがロールス・ロイス!?」 銅色で全く新しい顔に!マンソリーカリナンの過激な変身とその驚異的な性能とは
CP-2023-0030-25378718-thumb
スポーツトリムを冠したEV、まさかの制限速度45km!オペル「ロックス」が暴くEV革命の虚実
  • アクセスランキング

    ホンダの挑戦、再び!「S2000」が最新技術で甦る!マニュアルとオープントップの純粋な走りを守り続ける新時代のアイコン
    走行性能が別物に!「マツダCX-60」、消費者の声を元に改善された衝撃的な進化を遂げた2024年モデル
    「水なし消火!?」 EV専用防火毛布で電気自動車の火災対応が革新、効率的で環境に優しい消火法とは
    ジープ「次世代チェロキー」、全く新しいレベルへ!500馬力ツインターボ搭載、ワゴニアS風のデザインがもたらす魅力
    ホンダの「フィット」が再び話題!約172万円から手に入る進化したハイブリッド車、その実力を大公開
    スープラ最後の輝き!「GRスープラ」ファイナルエディション、価格1,500万円の豪華すぎる「最強バージョン」が登場
    「これがロールス・ロイス!?」 銅色で全く新しい顔に!マンソリーカリナンの過激な変身とその驚異的な性能とは
    スポーツトリムを冠したEV、まさかの制限速度45km!オペル「ロックス」が暴くEV革命の虚実
    今、最も熱いSUVが誕生間近!アウディSQ9、RSQ9の登場で「高性能」SUV戦争が激化
    マツダ「929」、30年ぶりの復活?フラッグシップセダンに新たな風を吹き込む予想レンダリング公開

    最新ニュース

    CP-2023-0065-25446232-thumb
    ホンダの挑戦、再び!「S2000」が最新技術で甦る!マニュアルとオープントップの純粋な走りを守り続ける新時代のアイコン
    CP-2023-0030-25439225-thumb
    走行性能が別物に!「マツダCX-60」、消費者の声を元に改善された衝撃的な進化を遂げた2024年モデル
    CP-2023-0065-25434397-thumb
    「水なし消火!?」 EV専用防火毛布で電気自動車の火災対応が革新、効率的で環境に優しい消火法とは
    CP-2023-0065-25381129-thumb
    ジープ「次世代チェロキー」、全く新しいレベルへ!500馬力ツインターボ搭載、ワゴニアS風のデザインがもたらす魅力
    CP-2023-0030-25363678-thumb
    ホンダの「フィット」が再び話題!約172万円から手に入る進化したハイブリッド車、その実力を大公開
    CP-2023-0030-25372026-thumb
    スープラ最後の輝き!「GRスープラ」ファイナルエディション、価格1,500万円の豪華すぎる「最強バージョン」が登場

    主要ニュース

    CP-2023-0030-25318973-thumb
    今、最も熱いSUVが誕生間近!アウディSQ9、RSQ9の登場で「高性能」SUV戦争が激化
    CP-2023-0065-25411224-thumb
    マツダ「929」、30年ぶりの復活?フラッグシップセダンに新たな風を吹き込む予想レンダリング公開
    CP-2023-0065-25312158-thumb
    「AITO M8」1,526km走行の怪物級EREV登場!最強フラッグシップSUVが衝撃の進化を遂げた
    CP-2023-0030-25315952-thumb
    トヨタの新たな高級コンパクトカー、アクア 「Z“Raffine”」登場!小さくても圧倒的な存在感を放つ理由とは
    CP-2023-0065-25413463-thumb
    ホンダの野心的EV戦略!新型「N-ONE e:」、軽自動車規格を超えて300km走行可能に
    CP-2023-0065-25382552-thumb
    安全性も性能も最高!日産「パスファインダー」が4年連続トップセーフティピックで見せた真の実力