オートモービリ・ランボルギーニ
中国市場専用「レヴエルト・オペラ・ウニカ」を発表
特別仕様車を上海で初公開
ランボルギーニが中国市場向けに特別な一台を製作した。今月10日、上海で開催されたエスペリエンツァ・アルテ(Lamborghini Esperienza Arte)において、同社は特別仕様車「レヴエルト・オペラ・ウニカ(Revuelto Opera Unica)」を公開した。
洗練された大胆なデザインと、中国で縁起の良いとされる赤を基調としたカラーリングが特徴的だ。本モデルは中国市場限定の特別仕様車として開発された。車両開発には、ランボルギーニのデザインセンター「セントロ・スティレ」と、特別注文部門「アド・ペルソナム」が携わった。
徹底的に手作業にこだわった外装デザイン
豊富なカスタマイズオプション
レヴエルト・オペラ・ウニカの印象的な外観は、同社の電動化戦略「ディレツィオーネ・コル・タウリ(Direzione Cor Tauri、牡牛座の心臓に向かって)」を体現している。牡牛座で最も輝く星に向かって宇宙を探索するイメージを具現化した外装は、通常の製作工程に加え、480時間に及ぶ緻密な塗装作業により仕上げられた。
同社デザイン部門責任者は「革新的なデザイン、卓越した性能、そして幅広いカスタマイズ性を追求してきた。本モデルはデザインセンターの創造性を最大限に引き出し、レヴエルトの持つ圧倒的な性能を独創的に表現している」と述べた。同社では「アド・ペルソナム」プログラムを通じ、顧客の要望に応じた個別仕様を提供している。
圧倒的な存在感と躍動感を追求した
ランボルギーニの最新傑作
レヴエルト・オペラ・ウニカの塗装は全て手作業で施され、見る者の目を奪う仕上がりとなっている。レッド、オレンジ、ブラックを用いた緻密なグラデーションが、車両の迫力と躍動感を一層引き立てる。内装はブラックを基調とし、レッドのアクセントを効果的に配することで格調高い雰囲気を演出。細部の縫製には一針一針に至るまでこだわりが込められ、ロゴを際立たせる逆ステッチとパイピング加工だけでも53時間を要した。
なお、レヴエルトは創立60周年となる2023年に発表された記念モデルだ。同社初のV12プラグインハイブリッドスーパースポーツカーとして、新開発の車体構造と革新的なデザイン、高度な空力性能、新型カーボンフレームの採用により、究極のスポーツ性能を実現している。
スーパーカーの名にふさわしい性能
圧倒的な加速性能を誇る
パワートレインには自然吸気V12エンジンと3基の電気モーター、8速DCTを組み合わせ、システム最高出力1,015馬力を発生。0-100km/h加速は僅か2.5秒、最高速度は350km/h超を記録する。
今回のイベントでは、このレヴエルトの卓越した動力性能が強調された。会場の屋外展示では、中国古来の伝説で孫悟空が乗った筋斗雲(きんとうん)のように一日で数万里を駆け抜けるという神速の乗り物と共に疾走するレヴエルトの姿を表現したアート作品が披露され、注目を集めた。
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